株式会社コイル

Strength

当社の強み


耐熱性に優れ、
さらに環境にも優しいR-PET樹脂。


耐熱温度が高く、リサイクル材料であることから資源採取面での環境負荷低減に寄与する「R-PET樹脂」。弊社では、創業当初よりR-PET漆器(汁椀)の企画・開発を行っています。

開発当初、R-PET 樹脂は成形性が難易で塗装密着性も悪く、材料自体も高額なため、他社でも開発を断念するところが多い素材でした。特に¥100shop業界へは、「コスト面で供給は不可能」とされておりましたが、弊社が培った塗装技術と原料·成形メーカーの技術融合で製品化を実現することができました。

開発ストーリー


弊社創業20年前から始まった、
ペットボトル再生材料を漆器の素地にする挑戦。


弊社創業前の約20年前、弊社代表が勤務していた材料メーカーの企画開発会議の中で、年々増えるペットボトルの回収材料の再生製品用の材料転用に苦慮しており、日本で使用された廃材が再生材料資源として中国に輸出されていく状況を内需転用で「再利用できないか?」との課題があり、漆器の素地への転用開発が始まりました。

まずは、漆器のどの製品で使用すべきか?そこで、お客様の声を集めました。汁椀のクレーム理由上位は「熱湯を注ぎ、食べようとしたら異臭がする!」というものでした。異臭クレームほとんどの製品が、ABS 樹脂製品であることを確認し、弊社では、汁椀の素地開発がクレーム根絶につながると判断し、開発を始めました。

メリット・デメリット

R-PET樹脂の特徴とABS樹脂(汎用グレード)の特徴比較

R-PET樹脂
  • メリット
  • 1.耐熱温度が高い。食器洗浄乾燥機·電子レンジに対応可。

    2.リサイクル材料なので資源採取面での環境負荷が低減。

  • デメリット
  • 1.塗装密着性が悪い。
    2.成形が難しい。
    3.高額である。

ABS樹脂
  • メリット
  • 1.安価であり、成形性も良く、塗製装密着性が良い!

  • デメリット
  • 1.耐熱温度が約80°Cなので、塗装後の乾燥温度が上げられず、塗料臭·素地臭のクレームが発生しやすい。(漆器独特の臭いを気にするお客様は多い。)